馬主になるためのハードルや特権、富裕層でなくてもなれるのかを解説しました。

通常の馬主の種類と条件

個人馬主の特権
通常の馬主=1人で全所有権を有するものだと思う方が多いですが、競馬の馬主は大きく分けて以下の3種類があります。

  • 個人馬主
  • 組合馬主
  • 法人馬主

個人馬主は名称の通り、個人が単独所有する馬主です。
組合馬主は3名以上10名以下の組合員の共同出資で馬主活動を行うもので、個人馬主よりかは審査基準が緩いものの、各組合員が審査に通っている必要があります。
法人馬主は法人名義の馬主になり、代表者が個人馬主の要件を満たしている必要があります。
一口馬主については法人馬主の一種になり、法人馬主が個人から一口馬主の出資を呼びかけている仕組みです。

 

通常の馬主は登録が必要

馬主になるには、競走馬が活躍する競馬の施行者に対して馬主申請を行い、審査に通過する必要があります。
個人馬主の主な登録要件は次の通りです。

 

登録要件の表

 

ご覧の通り、JRAの個人馬主は非常にハードルが高いですが、地方競馬であれば比較的簡単になれます。
また、JRAの組合馬主は主な登録要件が年収900万円以上になるため、一般的な会社員がなる事例が多いです。

 

馬主になる費用

馬主になるための費用や税金
基本的に申請費用は無料、審査通過後は登録費用1万円と登録免許税が9万円かかります。
このほか、馬主は競馬施行者とは別の団体で馬主協会へ加入するのが一般的です。

 

馬主協会への加入は必須ではないですが、JRAの馬主は全体の8割がいずれかの馬主協会に加入しています。
馬主協会の費用は入会金10万円、年会費5万円が相場で、各種研修や会員同士の交流、社会貢献活動などを行っています。

 

馬主の特典

通常の馬主は一口馬主と違って様々な決定権と特典があります。
騎手が乗る勝負服は馬主毎に設定することができるほか、競走馬の名前の選定、出走時に競馬場内部の関係者専用エリアへの立ち入り許可などの特典があります。
また、出走した所有馬が優勝した際はウイナーズサークルでの口取りを行うことができます。

 

一口馬主は管理するクラブ側が必要なことを決めるため、賞金が分配される以外の特典がほとんどありません。
なお、馬主席での観戦については、馬主協会に加入していないと確保するのが難しいです。

 

地方競馬は騎手毎に勝負服が決まります。

 

馬主が主体で育成できることも

馬主の特権に喜ぶ男性
馬主は競走馬を厩舎に預けて調教をしてもらい、一般的には育成や出走レースの選定は調教師が行います。
ただし、一部の馬主は調教師に対して育成方針やレースの出走方針を指示することができ、権利上は各種決定の優先権が調教師ではなく馬主にあります。

 

個人馬主として単独所有する場合は、リアル競馬育成ゲームをやるような楽しみ方をすることが可能です。